Monthly Archives: 3月 2018

You are browsing the site archives by month.

記念すべき第1回・合同フォローアップ

こんにちは。

桜の蕾もふくらみ始め、春の気配は日に日に濃厚になってきています。

 

3/21・春分の日に初めての合同フォローアップが行われました。

今までのフォローアップは担当スタッフとの個別面談でしたが、

今年から修了者と現役メンバーが一堂に会する形式になりました。

8blog_180324

この形式をとる事により、懐かしい仲間との邂逅が可能となり、

また、現役メンバーは先輩たちの復職・就労経験談を聴く事が出来るようになりました。

修了者の方々にとっても、デイケア修了後の自身の頑張りや苦労を話せたり、

現状の悩みを相談したりできる場所となるのではないか、と感じています。

 

スタッフとしても初めての経験で計画通り進むのか不安もありましたが、

長い間、準備した甲斐があったと感じています。

当日、外は厳寒、名残の雪も舞い散る中、たくさんの修了生が来所してくださり、

会場の熱気はものすごいものがありました。

シェアリングもどれをとっても貴重な経験談ばかりで、

修了者も現役メンバーもそれぞれが必要なものを受け取る事が出来たのではないでしょうか。

スタッフとしても学ぶ事が多く、また、心を揺さぶられるような経験をさせて頂きました。

 

今回は初回開催という事でスタッフとしては反省点もありましたが、

この経験をもとにより良い合同フォローアップを目指していきます。

修了者の皆さんにも、現役メンバーにとっても明日からの糧となるような、

有意義で暖かい場所にしていきたいと考えています。

 

参加してくださった修了者の皆さん、本当にありがとうございました。

お会いできてとても、とても嬉しかったです。

これからよい時も、大変な時もあるでしょうけれど、

同じ空の下に励ましあえる仲間がたくさんいる事を忘れないでくださいね。

次回にまた、笑顔でお会いできる事を願いながら、

スタッフも皆でデイケアを盛り立てていきたいと思います。

自己理解への第一歩 ~心理教育~

こんにちは。暖かくなってきましたね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今月からまた心理教育が始まりました。

デイケアの学びをより適切なものにするためのプログラムで、

計7回のコースになります。

8blog_180317

このプログラムは、誰でもすぐに参加頂けるわけではありません。

当デイケアではまず、基本的な自己管理や集中作業に取り組む事からスタートします。

そして、安定してデイケアに通ったり、日々の生活に余裕が生まれたりしてから

初めて、心理教育のように自己理解を深めるためのプログラムに参加して頂けるようになります。

自分のイヤな面や、苦手な事に向き合うのには勇気や体力、

そして冷静な判断力も必要だからです。

 

早く復職したい、働きたい、そんな焦りや不安はよく理解できます。

でも、まずは余裕を取り戻しましょう。

余裕が出来れば、視野が広がりやすくなります。

余裕がある状態ならば、心理教育で学び取れるものもきっと違ってくるでしょう。

当デイケアでは、その方のその時の状態にフィットしたプログラムを提供しています。

スモールステップで焦らずに進む事が実は、何よりも近道だったりするのです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

寒暖の差もまだまだ大きい様子。

春も一足とびではやってきてくれませんね。

みなさん、体調を崩さないようご自愛ください。

力を抜いてみましょう

少し落ち着いて、自分の身体に目を向けてみましょう。

肩に力が入っていませんか?

奥歯をくいしばっていませんか?

 

ストレスフルな状態が続くと、

いつでも気が抜けず、身体に力が入ってしまいがちです。

あるいは、不安や焦りから頭もフル回転しているかもしれません。

これは人間としてとても自然な反応です。

自身にとって望ましくない状況だと察知すれば、身を守るため、

おのずと緊張感が高くなってしまうのは動物の本能です。

でも、常時こんな状態が続けば、心身ともに疲れてしまいますよね。

デイケアには肩こりや頭痛、疲れやすさなどの不調を訴える方も多くいらっしゃいます。

 

だから、デイケアでは心の問題やご自身の課題にアプローチするだけでなく、

身体にも働きかけるプログラムを用意しています。

ヨガやストレッチなどでリラックスした状態を味わってみましょう。

緊張の解ける時間があれば、心に余裕も生まれるでしょう。

また、心の問題と向き合い、解決していく事で、

身体の緊張も徐々に解消されるのではないでしょうか。

デイケアでは、心と身体、双方からアプローチする事に取り組んでいます。

安心、安全な環境で、少しずつ力を抜く練習をしてみませんか。

8blog_180312

自分の気持ちと向き合うという事

「自分の気持ちと向き合うということばの意味をとり間違えていた」

デイケアではこのような発言を時々耳にすることがあります。

 

書店に行けば、心理学や自己啓発の本であふれている現在。

確かに、本を読んで救われた、という方も多いでしょう。

でも、苦しい時、すがるように目にしたことばを、その時の自分に都合の良いように

とり違えてしまう事も少なくないのではないでしょうか?

 

ところが、デイケアの参加が進むとこんな振り返りのことばが出てきます。

「“つらい”という気持ちには気付いていたけれど、気付いただけで

“自分は大丈夫だ、大丈夫だ”と言い聞かせ、結局はふたをしてしまっていた」

ふたをし続けたらいつしかつらさは見えなくなったけれど、

その代わり気分が落ち込んだり、体調が悪くなったり・・・

ふたをしても、見えなくても、つらい気持ちはその方の中に存在し続け、

別の形でSOSを出していたのかもしれません。

 

メンバーの皆さんは日々気付きがあるようです。

例えば、「自分と向き合う」ということばの意味は、“つらい”気持ちに気付くだけでなく、

それを認め、どうして“つらい”のか考えていく事だと。

そこが明確になってくると、「では、どうしたらいいか?」も見えてきます。

 

自分と向き合うのは、時に、勇気が必要な作業となるでしょう。

そんな時、一人で立ち向かう事もできますが、

同じ方向を見て頑張っている仲間と共に、向き合っていく事もできます。

もちろん、スタッフが一緒に考える事もできます。

一人だけでなく、皆で考える事で、思いもよらない解決方法が見つかる事もあります。

つらく、苦しい時だからこそ、皆で支え合うという選択肢も有効なのかもしれません。

8blog_180216