Monthly Archives: 6月 2018

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集団認知行動療法で幅広い視野を

みなさん、こんにちは。

 

認知行動療法についてご存知でしょうか?

多くの研究で効果が立証されている心理療法のひとつです。

 

抑うつ状態や上手くいかない事などが続いてしまうと、

物事に対する視野が狭くなりがちです。

視野が狭くなり、もしかしたらいつも同じパターンの失敗に陥っているかもしれません。

しかし、認知行動療法を受ける中で、自身が陥りやすい考え方の癖や、

その考え方に基づいた行動パターンなどに気付く事ができます。

気付いた上で考え方の幅を広げていければ、

その後の行動選択の幅も広げていく事ができます。

行動選択の幅が広がる事で、今までとは違う対処ができるようになります。

ただし、今までずっと無意識にしてきた考えを変えるのにはそれなりに練習が必要です。

だから、当デイケアの認知行動療法は10回コースで実践を重ねていきます。

 

さらに当デイケアでは、集団の形式でこの認知行動療法を実施しております。

集団におけるメリットは、何と言っても仲間の意見を取り入れられる点です。

ご自身の課題に対し、複数の他者の意見が聴けるのです。

或いは、皆で意見を出し合う事で、ひとりでは思いもよらない考え方や対処法が

発見されるかもしれません。

 

デイケア参加者の中には再発・休職を繰り返している方もいます。

そんな方々が一様に仰るのは、

「体調が元に戻ったから、もう大丈夫だと勘違いしていた」という事。

確かに体調の安定は一つの回復の目安です。

ただし、再発率の高いメンタルの疾患について考える時、

休職中にプラスアルファの何かを身につけられたら心強いのではないでしょうか?

 

集団認知行動療法のコースを受けて、

苦しい時もあったけれど「本当に良かった」という方がほとんどです。

復職後に戻る職場の環境を変える事は難しいでしょう。

しかし、ご自身のあり方をほんの少し変える事はできるのではないでしょうか?

ご自身が変われば、職場に戻った時、見える世界も少し変わってくるかもしれません。

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メンテナンスと休息

みなさん、こんにちは。

Jpeg

デイケアではゴールデンウィーク企画として、

参加メンバー全員とスタッフでクラフトを実施しました。

デイケアの雰囲気を明るくするためのオーナメントを作り、

メンバー主導で飾りつけまでして頂きました。

いつもよりメンバーとスタッフの距離が近く、

互いに気兼ねなく話せる時間となったのでは、と感じています。

皆さんの笑顔がたくさん見られて、スタッフもとても嬉しかったです。

Jpeg

 

長い人生を俯瞰すれば、常に絶好調の人などいないでしょう。

だからこそ自己管理を忘れず、その時その時の自身の状態に目を向けていく事が大切になります。

自身の現状に気付き、好不調の波と上手に付き合う事ができれば、

必要な時にいかんなくご自身の実力を発揮できるようになるかもしれません。

ここぞという時のために体力を温存する、ほどほどの時期があってもいいのではないでしょうか。